子育て
今、悩んでいるあなたへ
この本を読んでいるあなたも、あの頃の私と同じように悩んでいるかもしれません。子どもが日本語で話してくれない。せっかく覚えた文字を忘れてしまう。日本語学校へ行きたがらない。家庭学習を続けられない。ほかの家庭の子どもと比べてしまう。自分の日本語教育が間違っていたのではないかと思う。
作文が上達するには?
学校の国語で作文を書く授業があります。何のために作文があるのでしょう。文部科学省が示す作文指導の目的は、「言葉を用いて明快に表現したり伝達したりする力をつけることである。つまりは、言葉を通じてよりよく考える力を養うことである」としています。社会に出れば企画書、報告書などを書かなければなりませんし、もたもたすれば仕事ができないと言われかねません。
兄弟は、違う道を進んだ
同じ家庭で育った兄弟でも、日本語の学び方は違いました。上の子は、年齢的にも新しいことを理解するのが早くなっていたので、夏休みにカタカナを学び、一つ上のクラスに進むことに挑戦しました。
家庭によって、目指す日本語は違っていい
海外で子育てをしていると、日本語を上手に話す子どもや、漢字まで書ける子どもに出会うことがあります。その姿を見ると、つい自分の子どもと比べてしまいます。
年齢よりも、今の子どもを見る
赤ちゃんの頃は、親の声を聞かせる。言葉が出始めたら、絵と名前を一緒に楽しむ。幼稚園の頃は、物語の中で、いろいろな気持ちに出会う。学校へ入ったら、自分で読む力を助けながら、聞いて楽しむ時間も残す。大きくなったら、その子の興味の中に日本語を置いてみる。
書いてあるとおりに読まなくてもいい
「日本語の絵本は、うちの子には難しすぎる」そう感じることがあるかもしれません。文章が長い。知らない言葉が多い。子どもが途中で飽きてしまう。
本と動画、脳の中では何が違うのか
動画は情報量が多くて便利。見るだけで内容がすぐ伝わります。では、それは本を読むこととどう違うのでしょうか。
私が決めた、小さな目標
私は考えた末、子どもたちに日本語を完璧に身につけさせることを目標にするのをやめました。わが家の場合、まず願ったのは、日本にいる家族と簡単な会話ができることでした。