あなたはどのくらい長い時間、じーっと人の話を聞いていることができますか? 興味のない話だったら、じーっと聞いているの、辛いですよね。学校の授業では、6歳7歳のまだ小さな子供たちが、じーっと席に座って先生の話を聞いている……はず。本人、けっこう辛いかもしれません。
人の話をしっかり聞いて全てを理解する。これってひとつの能力です。大人でも「集中しよう、しよう」と自分に言い聞かせながら、余計なことをふと考えてしまう頭を目の前の人に戻しながら、その人の話を聞いています。大人が、がっちり集中できる時間は15分と言われています。テレビ番組を見ていると、15分位でコマーシャルが入りますが、これは人が集中できる時間を考慮してのことです。
子供達がいつも遊んでいるゲーム。キャラが死んでもすぐ復活。レベルがクリアできなかったらリセット。うまくできなかったら、すぐやめて違うゲーム。「飽きたら次へ、いやなら次へ」が習慣となると、「先生や人の話をじっと聞いているのは辛い」と、頭の中で考えるようになってしまいます。
子供にどんなに「ちゃんと先生の話を聞きなさい」と叱咤激励したところで、できないものはできません。「聞く」という態度に注目するのではなく、「聞いたら何が得られるか」に注目して子供に話してみましょう。
私達は何かをしたそのあとに、新たな発見や学びを見出すから頑張ってできるのです。「楽しい」と長く集中できる、これって脳の習性なんです。
人の話を聞くのは「楽しい」と知る体験をたくさんするために、読み聞かせがそのトレーニングとなります。絵本は短いものから長いものまで、いろいろ。少しずつ長くしていくことができますね。子供が楽しく集中できるものを選んであげてください。
- 最初は1分ほどの短いお話しから
- それが2分、3分と少しずつ長く聞けるようになる
- 「楽しい」と思える本を選ぶことがトレーニングの鍵
がんばりすぎない日本語教育と絵本の読み聞かせについて、私自身の体験を交えてまとめました。