子供が新生児なら、ママは新ママ。子供が3歳なら、ママ歴は3年。親と子供は同じ年数で同じ経験を共有しながら、お互いに成長していきます。子供は小さくても一人の人。あなたの分身ではありませんから、好きなものが違うし、見る景色も違います。
新しいところに行けば、新しい人に出会います。あなたの家に赤ちゃんが来た、ということは新しい人が家に来たこと。新しい人に出会ったら、お話しをしたり一緒に遊んだりして少しずつその人のことを知っていき、仲良くなっていきますよね。赤ちゃんも同じです。
いろいろなことができるようになるのを一緒に喜び、いろいろな食べ物を味わわせてあげたり、たくさんのことを体験させてあげたりしていきます。そうしているうちに、子供はあなたが好きなこと嫌いなことを知り、あなたも子供の好きなこと嫌いなことを知っていきます。お互いのことをもっと知るともっと理解しあうことができて、もっと仲良くなります。そうやって築き上げるものが親子の絆です。
子供はママが大好き。ママを見つめ、ママの声を聞き、ママの匂いがしていることに安心するから、頑張って言葉を覚えてママとお話ししようとします。
絵本を読むと、ママと一緒に座るので、ママの匂い、温もりと心地よい声で新しい言葉を覚えることができます。知らない出来事について質問できます。お話しについて、思考を巡らせていくことができます。少しずつ、長いお話しも聞けるようになっていきます。
そうしているうちに、いつの間にか自分で勉強するようになり、人を思いやる気持ちが芽生え、新しいことにも挑戦できるようになっていきます。ママはそんな子供の姿を見て、信頼して外へ出せるようになるはずです。何が起きてもお互いの気持ちを思いやり、支えあえる、そんな親子になっていきます。
親子の絆が強いといいことは、たとえ叱った時でも「あなたのことを思って言っているのよ」という気持ちが伝わることです。反対に絆がないと、反抗したくなる気持ちが出てきます。読み聞かせには、そんな効果があるのです。
がんばりすぎない日本語教育と絵本の読み聞かせについて、私自身の体験を交えてまとめました。