何かについて考える。物を覚える。人とコミュニケーションをする。自分の感情や行動をコントロールする。これらのことをするとき、私達は脳を使っています。「頭の回転が速い」「記憶力がある」「アイデアマン」と言われる人は、脳をフル回転させる能力が高い、ということでしょう。

コミュニケーション、人と会話をするだけでも、相手の話しを聞く、その内容を理解する、それに対する適切な反応を考える、言葉を話す、という脳を使うので、人とのコミュニケーションが上手な人は、脳を回転させる能力が高い人でしょう。反対にその能力が低下すると、社会生活を送ることが困難な状態に陥るのですから、必要な時にくるくるっと脳を回転させるために、普段から脳を活性化させているようになりたいですよね。

脳の活性化を促すには、新たな体験によって脳を刺激して、新しい回路を作らせ、その繰り返しによって回路を強くしていきます。いつも同じ繰り返しは刺激にならず、退屈だと感じる時も刺激がないので、活性化するどころか退化してしまいます。

では、親として子供に何をしてあげられるでしょうか。小さな子供に「脳トレ」グッズはハードルが高すぎて効果はありません。脳を使うのは、どうしたらいいのかなと考える、誰かとお話しするために言葉を増やす、誰かの話しを集中して聞く、人の気持ち・自分の気持ちを知って理解する——実は毎日の生活で、ママとしていることばかりです。

それがきちんとできるように、導いてあげることではないでしょうか。そのためにママが、その子の年齢や性格に合ったものを選んであげられるといいと思います。

絵本の読み聞かせには、こういった要素が全て含まれていますので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

『ママの日本語は、ちゃんと届いている』

がんばりすぎない日本語教育と絵本の読み聞かせについて、私自身の体験を交えてまとめました。