日本語教育 / Japanese Education
声に出したら、正しい言葉が出てきた
日本語学校の宿題を見ていたとき、印象に残っていることがあります。「本を読みます」という文を、「~てください」の形に変える問題でした。子どもは、「よみてください」と書いていました。
好きなものを、日本語でも見ている
日本語の本や漫画を読んだり、日本語の歌や動画を見たりしている子どもは、日本語の音や言葉によく反応しました。教室で絵を見せると、「これ、知っている」と、すぐに言葉が出ることがあります。
子どもが必要としていたのは英語だった
私が日本語で話しかけているのに、子どもはいつも英語で返事をしていた——最初は「あれ?」と思うくらいの小さな違和感でした。何度会話を確かめても、同じでした。
家庭によって、目指す日本語は違っていい
海外で子育てをしていると、日本語を上手に話す子どもや、漢字まで書ける子どもに出会うことがあります。その姿を見ると、つい自分の子どもと比べてしまいます。
年齢よりも、今の子どもを見る
赤ちゃんの頃は、親の声を聞かせる。言葉が出始めたら、絵と名前を一緒に楽しむ。幼稚園の頃は、物語の中で、いろいろな気持ちに出会う。学校へ入ったら、自分で読む力を助けながら、聞いて楽しむ時間も残す。大きくなったら、その子の興味の中に日本語を置いてみる。
日本語と英語は、同じ形では育たなかった
子どもたちの英語と日本語は、同じようには育ちませんでした。学校で学び、友達と使い、生活のほとんどを支えているのは英語です。考えるときも、複雑なことを説明するときも、英語の方が自然です。
日本語を教えたのではなく、入り口を残した
以前の私は、親が子どもをバイリンガルにするのだと思っていました。親が日本語を話し続ける。親が文字を教える。親が宿題をさせる。親が学校へ通わせる。そうして、子どもを日本語ができる人にする。そんなふうに考えていました。
物語の中で、人の気持ちを考える
幼稚園に入ると、家族以外の子どもたちと過ごす時間が増えます。友達と遊ぶ楽しさを知る一方で、おもちゃを取られたり、仲間に入れてもらえなかったり、けんかをしたりすることもあります。